医学部予備校に体験入学してみた感想

体験入学の感想

実際の授業も受けることになった。学生は数十名しか取らないそうだ。 進路指導もメンタル面のサポートもしていくのがその理由で、つまずきを瞬時に見つけ、 徹底的にそれを鍛えることが大事であるとおっしゃっていた。 大手の予備校で夏期講習を受けたことがあったが、大きな部屋に100人ぐらいがいるところで講義をしたり、 衛星中継のサテライト授業を受けたこともあった。 確かにそれではつまずいてもなかなか質問することができないし、 モチベーションの維持も大変だった。その点、少人数制で、夏には合宿もするというので、 熱量が普通のところとは全く違うものだと感じた。 時折、先生はメンタルが大事だとおっしゃっていた。 ちょっとした誘惑や、なぜ医師を目指すのだろうと疑問に思ったり、 ストレスを周りにぶつけてしまう人が必ず出てくるのだそうだ。 その際に甘い言葉はかけない、厳しく接すると言われた。 手術のことを話題に出し、メンタルの弱い人に任せられるかと尋ねられ、確かに嫌だなと思った。 入学するまでの段階で挫折してるようでは医師にはなれない。 そう断言していた。実は入学してから挫折する学生は多いのだそうだ。 人体解剖がトラウマになり、血すら拒絶したり、休みのなさにストレスが暴発してしまった人も少なくない。 そうなってからでは遅い。先生の言いたいことだった。

授業自体は、なんとか努力すればついていけるものだった。 しかし、体験入学を通じ、私は1つの結論を出していた。医師を諦めることにした。 医師は生半可な気持ちではなれない。意志の強い人はこのような厳しい現実にも耐えられるが、 自分はおそらく耐えられないだろう。 そして、本当になりたかったのならそれまでに何らかの努力をしていたのにそれもしていない。 でも、体験入学したことは間違っていなかった。 厳しさに触れ、進路をどうすべきか、何を目指すべきか、真剣に考えさせてくれた。



医者へのあこがれ
体験入学を受けることに